ファシリティドッグとは

ファシリティドッグのヨギ

ファシリティとは英語で「設備、施設、機関、便利さ」等の意味を持つ言葉です。
ファシリティドッグはその名前の通り、一ヵ所の施設に常勤している、専門的な訓練を受けた犬です。

ファシリティドッグはハンドラー(扱う人)とペアになって、重い病気と闘っている子ども達の入院している病院に勤務して、子供たちのそばに寄り添ってメンタル面のケアをしています。
子ども達はファシリティドッグを見つけるとそばに集まり、フワフワな体をなでたりぎゅっと抱きしめたりして笑顔を見せます。病気や辛い治療等でストレスを抱えた子ども達を癒し、安心してもらう事が、ファシリティドッグのお仕事です。

セラピードッグとの違い

似たようなお仕事をしている犬に「セラピードッグ」がいますが、ファシリティドッグはセラピードッグとは違います。
ファシリティドッグとセラピードッグの大きな違いに、「勤務先が一か所か複数か」という点があります。セラピードッグは飼い主と一緒にいろいろな施設を回って、触れ合う方の心やからだのリハビリテーションを行っています。それに対し、ファシリティドッグは医療従事者と同じように、一つの施設に常勤してお仕事をしているのが大きな違いです。

ファシリティドッグのメリット

重い病気で入院している子ども達にとって、いつも同じ犬がそばに寄り添ってくれることはより親しみやすく安心感がある、というメリットがあります。
入院している子ども達の中には、「ファシリティドッグがそばにいてくれるから治療や検査を受けることができる、頑張れる」という子もいるほどです。辛い手術や検査で子ども達が受けるストレスを軽減してくれるのです。

ファシリティドッグは子ども達に安心を与える

ファシリティドッグの育成

シャイン・オン!キッズでは、アメリカで子犬の時から確立した訓練を受けたファシリティドッグと、ハンドラーとしての専門的なトレーニングを積んだ臨床経験のある看護師をチームとしてそれぞれの病院に派遣しています。

引用元:シャイン・オン!キッズ ウェブサイト内「ファシリティドッグ・プログラム」

適性のある犬はとても少ない

病院という、犬にとってストレスの多い環境に適応できるファシリティドッグを育てるには、気質や血統を何代も遡り、信頼性の高い犬を選び出す必要があります。さらに、子犬の頃から適性を厳しくスクリーニングし、高度なトレーニングプログラムを持つ施設で訓練する必要があります。
しかし、そのような専門的な施設は現在日本にはありません。日本で活躍するベイリーとヨギは、アメリカで訓練されたファシリティドッグです。

また、ハンドラーにはボランティアの方でなく臨床経験のある看護師を採用することで、病院内におけるリスクを最小限におさえ、患者のご家族や医療スタッフにも安心していただくことができます。看護師としての経験は、動物介在療法の実践とデータの収集に役立ちます。

引用元:シャイン・オン!キッズ ウェブサイト内「ファシリティドッグ・プログラム」